VS ミルコ・クロコップ

猪木軍(総合系) VS K-1(立ち技系)開幕戦だった。試合前から不吉な予兆がり、セコンドにはブライアン・ジョンストンが付く予定だったのだが試合前に控室脳梗塞に倒れた。名参謀なしで決闘に向かった藤田は遠い距離からタックル仕掛けたがミルコが見切り、サイドにかわす、再び遠い距離からのタックル行くがサイドにかわすミルコ、3度目のタックルで捕える事に成功して、ロープ際でミルコがもつれるように倒れ藤田がサイドポジションに移行するとレフリーのタイムの声がした、会場中がシーンとし、藤田が顔を上げるとおびただしい鮮血が滴り、レフリーが試合終了のゴングを要求、藤田の左眉あたりの骨が見えるほどパックリ割れていた。メディカルを重視している真剣勝負のリングなので仕方ないと言えばそうなのだが、藤田にダメージはなさそうだ、後日、話を聞くと、藤田は腰の骨に当たったと思ったと言っていた。この日はアンディーフグメモリアル大会で勝利の女神はミルコの左膝にほほ笑んだのだ。藤田には消化不良の言葉にできない試合だった。


セコンドにはケンドーカシン
  ブライアン・ジョンストンは病院に直行し命は取り留めた。