総合格闘技2戦目、PRIDEグランプリ準々決勝の相手は優勝候補の大本
命でUFC14、15でヘビー級トーナメントを連覇し、PRIDEで負け
なしの当時向かうところ敵なし状態の霊長類人化最強の男、マーク・ケアー
との対戦だった。『炎のファイター・オーケストラバージョン』を後ろに登
場し会場を沸かせた藤田。開始早々、ケアーにタックルを決められ藤田が下
の体制になると、ケアーが鉄槌をガンガン顔面に振り下ろして来る。ケアー
がサイドに付いた所で立ち上がろうした所にケアーのヒザ蹴りがモロに顔面
にヒット、藤田は一瞬気が遠のくが何事も無く立ち上がりお互いに首相撲か
らヒザ蹴りの応酬に、そこから無尽蔵のスタミナで休まずケアーを攻め続け
てついに藤田の高速片足タックルが炸裂、サイドポジションの体制になると
ケアーが亀の状態になった所で脇腹へのヒザ蹴り、顔面への鉄槌攻撃で試合
を有利に運び終了のゴング、プロレスラーの強靭さと自身の存在感を見せつ
けた試合となった。
セコンドにはブライアン・ジョンストン